こんにちは。
当ブログの管理人「バチ」です。
今回はタイでバイクを購入した時の事を紹介します。
タイで年越しをした後『連休が終わる前にバイク買いたいな』と、思ったのがきっかけです。
タイで3ヶ月も生活してると、生活にも慣れてきて「ちょっと買い物したいな」とか「会社にバイタクじゃなくて自分のバイクで行きたいな」と思う様になるんです。
バイクを買う手続きや困った事など、実際の体験談をご紹介します。
ではでは本編をどうぞ。
まずはバイク選び
日本に居た頃、私は【CBR600RR】というバイクに乗っていました。

スポーツタイプのバイクで、とにかくカッコいい。
しかし…タイに持っていくには非常にお金がかかるとネットに書いてあり断念。
日本に置いておいても、戻って来る予定もないし、年に数回帰るだけではメンテナンスもちゃんと出来ないので…バイク好きの友人に相談したら買い取ってもらえました。
今は友人に大切に乗ってもらっています。
日本でスポーツタイプのバイクを乗っていたのでわかることなのですが、タイの道路はスポーツタイプのバイクでは危険です。
危険といっても乗れない訳ではないのですが…道路状況がとても悪く(凸凹だし穴もあるしヒビ割れてる)、渋滞でのバイクのすり抜けが出来ないと後ろから来るバイクに衝突されかねません。
日本に居る時でさえバイクに乗る時は細心の注意を払って乗っていましたが、海外で大怪我なんて絶対にしたくないです。
なのでバイクを選ぶ基準は
・取り回しがしやすい
・小型で足着きがよくて安定する
・オートマじゃなくマニュアル(これは私の趣味)
とうい条件でバイクを探しました。
その時の第1候補はHONDAの【MSX125】

日本では【グロム】という名前で販売されています。
小型で足つきがよく、4速ミッションのタイで大人気のバイクです。
カスタムパーツも豊富にあり、タイではMSXをカスタムして乗っている若者が非常に多いです。
私もこのバイクが欲しくて第1候補でした。
そして第2候補はKawasakiの【KSR】

こちらは何と言っても小柄なのに筋肉質なパワー感溢れるボディが魅力的です。
この2台のうち、どちらかを購入しようと思って画像検索していたら…実物が見たくなり近くのバイク屋に行くことにしました。
すぐ買う訳ではなく、実際に跨って足付き等を確認したかっただけですが。
お店に着きお目当てのバイクを探していると、見慣れないバイクを発見。
それがタイ国産のバイク【GPX DEMON150】

はい。
一目惚れでしたね。
小型で、足付きがよく、マニュアル車。
その店にあったのは中古でしたが、状態も良く走行も少ない。
この店ならコンド(部屋)からも近いし、タイに来たばかりでお金も余裕は無いし、試しに買うなら中古でいいだろう!!
という事で即決で買いました。
購入する際に必要なもの
・パスポート
・居住証明が出来るもの(私は在留証明書を使いました)
これだけあれば、後はお金を払えば買えてしまうんです!
何年か前ならワークパーミットに住所が記載されていたらしく、パスポートとワークパーミットで購入出来たらしいです。
購入は以前にブログで紹介したスマホ決済の方法で簡単に支払えました。
タイでは中古車の場合、購入したその日から乗れることもあるようです。
というか、私は購入した日から乗って帰れと言われました。
ナンバープレートもついていないし、自賠責保険の「ポーローボー」と呼ばれる証書も持っていないのに乗って帰れとは…なかなか怖かったです。
一応、店から販売証明?の様な紙を渡されて、警察に止められたら見せる様に言われましたが。
そんな感じでバイクゲットです!
ここまでは順調でした…。
各種手続き(本当に大変だった…)
買ったからにはナンバープレートも必要ですし、自賠責保険も登録しなければいけません。
すぐに彼女に相談して、一緒に手続きをしに行ってくれるように頼みました。
少し日常会話する程度なら出来るようになりましたが、正式な手続きを出来る程の語学力はありませんから。
しかし、申請は思うようにいきませんでした…。
問題1 前の持ち主の証明書が無い
購入時にお店の人に渡された書類一式を持って手続きに行ったのですが、前の持ち主の所持証明が無いとの事。
電話で店に確認すると、何やら訳ありのようで…。
まさか…盗難車!?と、不安になりましたが、どうやら盗難車では無いらしい。
店主の話では「前の持ち主は、買ったけど毎月の支払いをちゃんとしないから返してもらってきた」とのこと。
(それは盗難車と違うのか…?と、思ったけど聞かず)
とにかく、前の持ち主に連絡を取ってくれと頼んでも「もう連絡先がわからない」の一点張り。
どうしようかと登録手続きの窓口の人に相談したら「外国人だとこの状況のバイクに所持登録するのは難しいけど、タイ人なら登録してあげる」との事。
そんな事できるの?
というかそんな事していいの!?
私、盗難車に乗ってるとかって事になったりしない!?
と、何度も何度も窓口の人に確認。
窓口の人が言うには、私が所持するのは無理でも「タイ人の彼女」なら所持が可能だとのこと。
何故かという説明を求めたものの、彼女が「とりあえず私が所持者になるなら問題無いならいいじゃ無い」と言うので、処理を進めてもらう事にしました。
しかし、処理を進める為には翌日もう一度来なければいけないと言われ、しかもバイクも持って来なければいけないと言われたました。
仕方ないので、その日は帰ることに。
そして翌日、バイクを持って再度窓口を訪れました。
問題2 以前の登録があった街まで行く
手続きの都合上、前の登録があった街で手続きをしなければならないとの事。
あまり遠くなかったから良いものの、もう一回来てくれと言われたから来たのに、やっぱり違う場所に行ってくれと…まさにタライ回しにされました。
そして、以前の登録があった街で手続きをしたら、今度は私が住んでいる街に行ってもう一回手続きしてくれと…。
あっちに行ったりこっちに来たり…結局、手続きだけで3日もかかりました。
しかし、ちゃんと証明書も自賠責保険も手に入り私の彼女の所有物として登録出来ました。

教訓としては、とりあえず中古車を買うのは難しいという事。
いや、私がもっと色々と調べて買えばよかったんでしょうけどね…。
前の持ち主は支払いが出来ずに店に返却したらしいですが、それが本当なのか確認のしようもないですし…。
信じるしか無いです。
タイでは盗難車もよく出回っているらしいので、新車を買うのが無難です。
私は次にバイクを買うなら新車を買おうと思っています。