こんにちは。
当ブログの管理人「バチ」です。
前回の続きのタイ国内編です。
タイに来るだけでも色々とありましたが、タイに来てからも大変でした。
全部書いたら長くなってしまい、前編・中編・後編の3部構成となっております。
それでは前編をどうぞ!
タイ旅行1日目
タイに着いたばかりだったので、とりあえずどこか落ち着いて休める所にいきたかったのですが、空港付近やバンコク首都付近ではゆっくり休めないと彼女が言うので彼女の実家に向かう事にしました。
バンコクから彼女の実家までは車で3時間ほど。
彼女の弟の奥さん(弟嫁)がわざわざ彼女と一緒に来てくれて車で送迎してくれました。
弟嫁は長身でスタイルが良く「カッコいい女性」をそのまま体現したような人でした。
弟嫁の車に乗り、私は疲れていたので車内で寝ようと思っていました…
思っていましたが…
そんな疲れもすぐに吹っ飛びました。
なぜなら…
なぜなら弟嫁の運転がめちゃくちゃ荒かったのです!!
いや、運転が荒いとかそんな生易しいレベルじゃない…。
ちょっと隙間があれば無理矢理割り込むし、アクセル全開で進んだかと思ったら急停止するし…。
こんな運転してて周りの車に怒られないのかと周囲の車を見て気付きましたが、見える範囲内の車の運転がみんな同じくらい荒い。
怖い…。
怖すぎる!!!
とにかくゆっくり運転してほしいと頼んでみましたが、そんな私を見て彼女も弟嫁も笑いながら「何が怖いの?」と質問をしてくる。
なにもかもが怖い!!
急発進に急停車!!
強引な割り込み!!
車間距離が2mも無い状態で時速140km/hとか…怖すぎる!!
『タイの交通事情どうなってんの…!?』と心の中で叫びました。
「お願いだからゆっくり走って…」と半泣きで懇願しましたが、笑われるだけ。。。
諦めて目を閉じました…。。。
見ないのも怖いのですが、見ているだけで疲れてしまう…。
もう見ない。
そう心に決めてグッと目を閉じて、事故らない事を祈りました…。
3時間後、やっと彼女の家について恐怖の移動時間からの解放。
彼女の実家は、タイでは一般的な作りの家らしい。
私は彼女の実家では無く近くのホテルに宿泊したかったのですが、彼女の両親に反対されて彼女の実家に泊まる事になりました。
彼女の実家にはちゃんとエアコンもあるので「寝るだけならば快適かな」と、この時は思っていました。
唯一の難点は…お湯が出ないこと。
タイ人は暑ければシャワーを浴びるし、夜寝る前と朝起きてからもシャワーを浴びる。
出かける前にもシャワーを浴びてから出かける。
しかし「お湯を浴びる」という概念は無いらしいです。
彼女の実家が田舎にあるのでお湯が出ないのかなと思っていましたが、転職してから他のタイ人もお湯を浴びないと聞きました。
タイ人にとっては「水浴び」が普通みたいです。
常夏の国というだけあって年中暑いから水で良いのかもしれませんが…私個人としては、お湯が浴びれない事がとにかく辛かったです。
私はお風呂大好きで、熱めのシャワーも大好きなんです。
しかも夜はさほど暑いわけではなく、割と涼しい。
そんな状況で水浴びは…寒い。。。
寒くて体調が悪くなりそうなくらい辛かったです。
しかし彼女の実家に文句を言うわけにもいかず、とりあえず耐えるしかありませんでした。
シャワーを浴び終わって、やっと休憩できると思ったら「晩御飯だよ」と彼女が呼びに来ました。
私が来たという事で、晩御飯は彼女の家族が準備してくれたのです。
タイ料理は日本に居る時に彼女とタイ料理のお店に行っていたので、それなりに食べたことはあったのですが…見たことない料理がたくさん出てきました。
せっかく準備してくれた料理ですが、この時の私はあまり美味しいと感じませんでした。
どの料理も味付けが濃く、基本的に辛い。
そして何より気になるのは大量に寄ってくるハエ。
机の上は蟻が列を作って行進しているし、衛生面で食欲が無くなってしまいました。
せっかく準備してくれたのに申し訳ないと思いましたが、私は虫が苦手なんです。
潔癖症というほどでは無いと思っていますが、虫がたかっている食べ物を、ハエが複数匹とまっている食べ物を、食べたいとは思えません…。
それでも少しは食べないと申し訳ないので少しだけ食べましたけどね。
疲れてて食欲が無いという事にして、その日の食事は終了しました。
『これが国際結婚する際に超えなければいけない壁なのかな…』と考え、空腹と疲労と水しか出ないシャワーと色々と限界だった私は、枕を濡らしながら眠りについたのでした。
タイ旅行2日目
渡航初日から色々とありましたが、翌日も大変でした。
朝起きたら体のあちこちが痒い!?
虫刺されの様な痕が大量にあり、赤く腫れている…。
ノミかダニか蟻か…何かわからないけれど寝ている間に虫に刺されたんだと思います。
あちこち痒いし、なんだか気分も悪かったので熱いシャワーを浴びたかったのですが…
冷水を浴びる元気は無かったので顔を洗って歯を磨くだけにしました。
渡航2日目は企業訪問や面接の予定を入れていなくて本当に良かったです。
疲労困憊した状態で面接したところで、好印象を与える自信はありませんでしたから。
予定がない事を知っている彼女が、弟嫁と一緒に近くの市場に行くというので『何か元気が出る食べ物あるかもしれない!』と期待して私も連れて行ってもらいました。
連れて行ってもらった市場は、テレビで見たことのあるような雰囲気のローカルな市場でした。
本当にローカルな市場だったので衛生面も気になりましたが、空腹も限界だったので屋台で売っている色々なものを買って食べました。
何の肉かよくわからない肉団子。
スルメを潰して引き伸ばした様なイカ。
ビニール袋に入った米。
どれも美味しかったです!!
空腹だったというのもありますが美味しかったです!!
機内食もちゃんと食べていなかったので本当に空腹が限界で、ちょっと半泣きになりながら食べました…。
そこに弟嫁が何か袋に入った食べ物を買って持ってきました。
弟嫁の横で、彼女が嬉しそうに「コレ食べて!」と袋を差し出してくる。
なにかと思い中をのぞいてみたら…芋虫!?
食べてみてと嬉しそうに言う彼女。
テレビでも芸能人がよく芋虫を食べているので、ちょっと食べてみたいという興味がありひとまず一匹食べてみました。
表面はコショウの様な粉末がついているんですが…噛んでみたら苦くて土みたいな匂いがするだけで無味でした…。
とりあえず頑張って飲み込み、もういらないと断りました。
どうやら弟嫁はこれが好きらしく、おやつに頻繁に食べるそうです。
私が虫嫌いなのを知っている彼女は楽しそうでしたが、私はそんな彼女を怒る元気は無く恨めしそうに睨むくらいしかできませんでした。
しかし、そんな元気の無い私を心配したのか彼女は帰りにKFCに行こうと提案してくれたのです!!
あまりの嬉しさで彼女が3割り増しで可愛く見えました。
タイのKFCは日本と少しメニューが違っていましたが、内装は似たような感じでした。
違いと言えば味付けが異常に辛いことと、米メニュー(写真左の方)があることくらいですかね。
食べ終わった後は安心感と満腹感で、ここ最近では感じた事がないほどに幸せを感じました(大袈裟に思われるかもしれませんが本当です)
食事がいかに大切か痛感したと同時に、日本は美味しいものが簡単に手に入るんだなと実感しました。
KFCで満腹になるまで食べたので、帰ってから彼女の家族が用意してくれた料理は少しだけ食べてその日の食事は終了。
そういえば、日本人が来ているというのが珍しいのか、彼女の親族や知り合いや友達がたくさん来ました。
動物園のパンダの気持ちが少しわかりましたよ。
たくさん人が来て、色々な人が何か話しかけてくれるのですが全くわかりません。
英語ならまだ少しはわかつもりですが、タイ語は本当に何を言っているのかわからない…。
その場の雰囲気で何となくわかる時もあるんですが、基本的に全然わかりません。
あまりにもわからなさすぎて、話している方も困っているのを感じました。
彼女に通訳してとお願いしましたが、スマホゲームが忙しいから無理!と断られました。
結局、私に言葉が通じなさすぎて、誰も話しかけてこなくなったので部屋に戻ることに。
部屋に戻り、明日からは企業面接や工場見学があるので気合を入れて水浴びし、虫に刺されませんようにと祈りながら眠りにつきました。。。
ここまでで前編を終了します。
せっかくタイ旅行に来たのに旅行してねーじゃん!!と、言われそうですね。
この時点では旅行っぽい事って、市場に行った事と虫を食べたことくらいしかないですからね…。
中編では企業面接の話を紹介したいと思います。
一応この旅行は転職活動も兼ねていますからね!!
では続きは次回。