こんにちは。
当ブログの管理人「バチ」です。
今回のお話はタイの物価について。
『タイは物価が安い!!』なんて事をネットで見た事ありませんか?
本当にタイは物価が安いのでしょうか?
という事で、今回の記事では私がタイに住んでいて安いと感じたものや、日本と変わらないと思うのもの、日本より高いと感じる物を紹介していきます。
アパートやコンドミニアム等の住居
まずは住居について。
日本と比較するとタイは安いと言えます。
例えば日本で【家賃5千円のアパート】を探すのは、どんなに田舎の方に住んでいてもなかなか難しいです。
しかしタイでは条件さえ満たせば割と簡単に見つかります。
条件と言うのは、例えば
・田舎
・エアコン無し
・お湯の出るシャワー無し
・家具無し
・ベランダ無し
・壁薄い
・Wi-Fi環境無し
・公共交通機関が近くに無いetc…。
そういった条件を満たせば2千円/月くらいの部屋が見つけられます。
こんな激安の物件では日本と比較しにくいと思うので、もう少し日本の生活に近い物件と比較してみましょう。
例①
・1DK
・エアコン有り
・建物入り口に守衛が居る
・建物入り口にキーロック有り
・エレベーター有り
・ベランダ有り
・お湯の出るシャワー有り
・首都バンコク都心部から電車もしくは車で1時間
・生活防音
・Wi-Fi設置可能
・スーパーや市場が徒歩5分圏内
このくらいのレベルで1万5千円〜3万円/月くらいで探せます。
首都バンコクから1時間の距離でこの値段ですから、日本の東京・大阪・名古屋付近で比較すると少なくとも5万〜10万はするのではないでしょうか?
例②
・首都バンコク内
・1LDK
・セキュリティ完備
・ジムやプール有り
・エアコン有り
・お湯が出るシャワー有り
・ベランダ有り
・高速エレベーター有り
・防音完備
このレベルでも7万円〜12万円/月でも探せます。
日本で都内に同条件の1LDKを探したらいくらするのか…そもそもジムやプールがある物件自体があまり無い気がしますが、それを除いても日本で都内で7万円で探すのは困難だと思います。
もちろん上を探せば100万/月みたいな部屋もありますが、そんな富豪向けの物件と比べても意味ないですよね。
住居については、この通り日本と比べても安い物件が探しやすいと言えます。
電気・水道・etc
では公共料金の月額や携帯電話の月額、Wi-Fiの月額などを比べてみます。
と言っても、私はガスを契約していないので公共料金は電気と水道だけですが。
電気代
私が部屋に持っている家電は以下
・エアコン1台
・テレビ1台
・ノートパソコン1台
・冷蔵庫1台
・電子レンジ1台
・ドライヤー1台
・照明
・電気式給湯器(シャワー用)
これくらいです。
帰宅したらエアコンと電気はほぼ点けっぱなしで、テレビはほとんど使いません。
これでだいたい1300バーツ/月前後(約4500円前後)です。
日本と比べてもあまり変わらないか、日本より電気代がかかっている気がします。
家にいる間はほぼ年中エアコンを使用している事と、ガスを使わず電気でお湯を温めてシャワーを浴びているからだと推測します。
水道代
シャワーは毎日朝と夜に浴びています。
それでも100バーツ/月(約350円)です。
これは圧倒的にタイが安いのでは無いかと思います。
ただし、日本と違って飲料水として水を買う必要があります。
1本5バーツ(約18円)の水を、私は1ヶ月に約80本は消費しているので飲料水だけで約1400円必要です。
それを加味すると、水道水を飲める日本とさほど変わらないと思います。
携帯代
これは契約内容にもよりけりですが、私の契約している内容が以下になります。
・電話番号による通話300分無料
・通信16GBまで
これで650バーツ/月(約2200円)です。
日本の格安SIMと同程度の金額ですね。
なので日本との差はあまり無い様に思います。
Wi-Fi代
こちらも650バーツ/月(約2200円)です。
衛星TV等のサービスは契約せず、単純にインターネット通信のみの契約になります。
月々支払っているのはこれくらいです。
水道代が安い事を除けば、日本とあまり変わらない物価だと思います。
生活用品
では生活用品を比較してみましょう。
全部書くのは大変なので、日常生活に必須の物をいくつかピックアップします。
洗濯洗剤
私が使っているのがこちら。

こちらが1袋2.7kg入りで250バーツ(約850円)。
さほど高く無いですが、劇的に安いというわけでもないですね。
掃除用具
掃除用具でクイックルワイパーみたいなのがタイでも売っています。

日本に居る頃は便利だったのでよく使っていました。
こちらワイパー本体とシートがセットになって590バーツ(約2000円)と、日本で買うのとほとんど値段変わりませんね。
洗顔やシャンプー
こちらも日本と値段がほとんど変わりません。

例えばこの洗顔ですが120バーツ(約400円)です。
高い物もあれば安い物もありますが、物価はほぼ同じです。
物価が安いって、何が安いの?
ここまで書いた内容には、さほど物価の安さを感じませんでしたが、ネットで書かれている様な『タイは物価が安い』ってどういう事なのか?
それはズバリ市場の存在が大きな要因だと思います。
公共料金やスーパーでの買い物では物価の安さを全く感じませんでしたが、市場は別格です。

ショッピングモールや大型スーパーで衣料品を買おうとすると、日本とほぼ同じ物価です。
しかし上の写真の様な衣類が市場では100バーツ(約350円)で売っています!!

右上の方に【100】と書かれていますが、この露店で売っているのは全部100バーツです。

衣類だけでなく、もちろん日用品も豊富に揃っています。
そしてめちゃくちゃ安いです。
タイの庶民生活には市場の存在は必要不可欠です。
タイ人が月収3万円でもちゃんと衣類や日用品を揃えられるのは市場があるからと言っても過言ではありません。
ショッピングモールや大型スーパーではTシャツ1着がセールしてて安くても300バーツ(約1000円)します。
ネットに書いてある『物価が安い』というのは市場での買い物の事を言っているのです。
市場にはどこから仕入れてきたかわからないコピー品なんかも格安で売っていたりします。
コピー品は安い代わりに質が悪く、壊れやすかったり使えなかったりします。
しかし生活する上で便利な物が安く買えるなら、タイ人は市場で売っているのがコピー品だと知っていても買います。
なので、タイ人は品質の良い日本製の家電やAV機器を持っていると自慢したりします。
プレゼントや日本のお土産に、日本製のイヤホンやスピーカー・時計なんかを渡すと喜ばれたりします。
女の子であれば日本製の化粧品をとても喜びますね。
(おまけ)タイの女の子へのお土産に
日本からタイに行く時のお土産で、日本の化粧品を買っていくのも喜ばれます。
市場で売っている化粧品は20バーツ(約70円)〜200バーツ(約700円)程度で売っている物が多く、質が悪い物も多いです。
タイ人の女の子へのお土産に日本製の化粧品を買っていくと、写真を撮ってFacebookにアップロードするくらい喜んでくれます。
特に【綺麗なデザインの容器】に入っている物なんかを非常に喜びます。
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