こんにちは。
当ブログの管理人「バチ」です。
今回の記事は転職活動では無く転職と移住についての記事なります。
私の転職活動についての記事は、よければこちらをお読み下さい。
転職活動を終えて
タイ旅行が終わり日本へと帰国して数日…複数社から内定を取れたので、色々と考えてから希望に合う会社に内定受理の連絡をしました。
転職活動について書いた記事でも紹介した転職サイトに、就職が決まったので今後の企業案内を不要とする連絡もしました。
本記事ではタイへ転職する為に必要な手続きや、タイに住む為に必要な手続きを紹介します。
私は、いざ転職や移住と言っても何が必要でどういった順番で準備すればいいの?となりました。
正直に言えば、採用が決まれば企業がサポートしてくれるから大丈夫と思っていたんです。
実際は…もちろんサポートはしてくれますが、あくまでサポートです。
ほとんどの準備を自分でしなければいけません。
私の経験を踏まえて順に説明したいと思います。
まずは基礎知識
基礎知識があると転職手続きをする際にスムーズです。
私は基礎知識が無かったので、採用された企業から「今後の予定を説明するから打ち合わせしましょう」と呼び出され説明を受けましたが、内容がさっぱりわかりませんでした。
結果、何をどうするのかが自分の中で整理出来ておらず、何度も企業に確認したり、期限がギリギリになったりと…せっかく内定も取れたのに不安と焦りで毎日お腹が痛かったです。
そんな事にならない為に知っておいた方がいい基礎知識を紹介します。
基本的な流れ
基本的な流れは以下の様になっています。
・内定
↓
・書類・パスポート・航空券の準備
↓
・タイ大使館にVISA申請の予約
↓
・VISA申請
↓
・VISA取得
↓
・渡航
↓
・タイで労働許可証取得
↓
・仕事スタート
となります。
つまり、タイで働くために必要になるのは以下の2つです。
①就労VISA(ノンイミグラントVISA)
②労働許可証(ワークパーミット)
この2つを取得しなければいけません。
会社からは、これらの取得に必要な物を準備するように指示されます。
タイに行く前に日本でVISA(ノンイミグラント VISA)を取得する為に準備するものと、渡航後に労働許可証(ワークパーミット)を取得する為に必要なものがあります。
では次に、私が実際に準備したものや会社で準備してもらったものを説明します。
準備するもの
【パスポート】
これは海外に行くには必ず必要で、色々な申請に欠かせないので海外転職するならすぐ取得しましょう。
※申請から受け取りまでに時間もかかるので、まず一番初めにパスポートの申請をするのをオススメします。
【証明写真】
パスポートを既に持っているなら、VISA取得用の証明写真を撮りに行きましょう。
大使館のHPで必要なサイズ(縦4.5cm×横3.5cm)が明記されているので、サイズを正しく確認して証明写真を準備しましょう。
※写真には有効期限(6ヶ月以内)がありますので、古い写真ではなく新しく準備しましょう。
【学歴証明書(卒業証明書)】
和文ではなく英文の卒業証明書が必要になります。
※和文しか持っていない場合は卒業した学校に連絡して英文を発行してもらいましょう。
【英文の経歴書】
経歴書のフォーマットはタイ大使館のHPでダウンロード出来ます。
印刷して記入しましょう。
【VISA申請用紙】
申請用紙のフォーマットはタイ大使館のHPでダウンロード出来ます。
印刷して記入しましょう。
【身元保証書】
身元保証書のフォーマットはタイ大使館のHPでダウンロードできます。
印刷して記入しましょう。
【タイ行きの航空券】
え?申請前に航空券を準備するの?
私は知識不足だったので、VISAを取得してから航空券を準備するのかと思っていて戸惑いました。
航空券は就労VISAの申請に必要です。
ただ、あまり直近で航空券の予約をしてしまうと、書類に不備があり再申請が必要になった時に困ります。
余裕を持った渡航計画をたてましょう。
私はギリギリの計画で航空券の予約をしてしまいかなり焦りました。
【タイの会社のタイ招聘状】
※会社側に準備してもらいます。
【タイの会社の登記簿コピー】
※会社側に準備してもらいます。
【タイの会社の推薦状】
※会社側に準備してもらいます。
【最終雇用先の退職証明書】
過去に職歴がある場合、最終雇用先の退職証明書を英文で準備しなければいけません。
まずは以前勤めていた会社に英文で発行可能か問い合わせてみましょう。
もし以前勤めていた会社が英文で発行できないと言ってきた場合は、自分で英文で作成したものを以前勤めていた会社に確認してもらい判子を押してもらうという方法や、和文の証明書を英文の証明書にしてくれる代行サービスもあります。
私が準備したものは以上です。
揃ったら大使館のHPからVISA申請の予約をしましょう。
注意点
ここからは、私が実際に準備している時に経験した事を紹介します。
英文の書類
色々な書類を英文で準備しなければいけません。
その中でも困ったのが、退職証明書の英文を入手するのに時間がかかった事です。
私の場合は、以前勤めていた会社に英文で作成出来ないと言われました。
なので和文で発行してもらい、それを自力で英文に変換しました。
その英文の証明書を持って前の職場へ行き、内容に間違いが無いことを確認してもらい和文に押印してもらったのと同じ社印と社長のサインをもらいました。
代行サービス等もあるのですが、退職証明書の内容は簡単なので自作可能でした。
航空券の手配
上でも書きましたが、私はVISAの取得も終わってないのに航空券の手配をする意味がわかっていませんでした。
VISAの申請に航空券が必要という事がわかっていなかったのです。
よくわからないまま手続きに必要な書類を集めている途中で「あれ?渡航予定日と航空券の番号を書かなきゃVISAの申請できないのでは?」と気付いて、急いで予約しました。
しかも、まだ書類も全て揃っていないし大使館にVISAの申請予約もしていない状態で2週間後の便を予約してしまい、後のスケジュールが大変でした。
渡航日は会社とよく相談して、余裕を持った計画をたてて航空券の手配をしましょう。
前々職の退職証明書?日本での6年分の勤務証明?
これは私が実際に体験した話です。
転職活動中にとある転職サイトの担当者さんから「前職と前々職の退職証明書を必ず準備してくださいね!」と言われました。
なぜ前職だけでなく前々職の分まで必要なのか聞いてみたら「少なくとも6年分の日本での勤務証明がないと、タイに転職は困難です」と言われたんですよ。
ネットを見てみると、前職の勤務年数が短い場合は前々職の退職証明書も準備するといった情報が確かにありました。
しかし、退職証明書の発行申請に会社が応じる義務があるのは退職後2年までです。
つまり、2年以上前に退職していると発行してくれない事があるんです。
実際に私は前々職の退職証明書を発行してもらえませんでした。
前職には2年半しか勤めていなかったので「もしかしてタイに転職できないの!?」と、かなり焦りましたよ。
ですが、前職の退職証明書だけでも今こうしてタイで働いています!!
6年分の勤務証明は必須では無いです。
あれば有利なのかもしれませんが、日本での職歴が短くてもタイに転職出来ます。
私がタイに来てから知り合った日本人の友人には、日本で働いたのは1年半だけという人も居ます。
大卒じゃなきゃタイへの転職は出来ない?
ネットで「基本的に大卒以上じゃないとタイ転職は出来ない」といった情報を見た事があります。
そんな事はないです。
実際に大学を出ていない日本人でタイに転職した人を知っています。
大卒の方が有利な場合があるだけで、大卒以上じゃないと無理という事は決してありません。
VISA申請の予約
予約をせずに、大使館に書類を持って行っても申請出来ません。
必ず大使館に予約をしましょう。
大使館のHPから予約が可能です。
以上がタイ転職・移住の準備編になります。
VISA申請や労働許可証、移住後の住まいの話は次回の記事で紹介したいと思います。