こんにちは。
当ブログの管理人「バチ」です。
今回の記事は『タイのタクシー』についてタイに住んで1年で経験した事や、学んだ事を紹介します。
ではでは本編をどうぞ。
タイのタクシー利用
タイに住んでいるとタクシーを利用する事が多いです。
タクシーを気軽に利用する理由は価格の安さ。
日本と比べても驚くほど安く、気軽に乗れます。
私が彼女と出かける際に、電車で2駅〜3駅程度の距離であれば2人分の電車賃より安い場合があります。
なので出かける際にはよく利用します。
しかし、タイのタクシーはぼったくりが頻繁にあります。
ぼったくりと言うと、何だか超高額な請求をされるイメージがある方も居るかもしれませんね。
SNSで見かける『タイのタクシーでぼったくられた』というのはどういう事なのか?
何故ぼったくられるのか?
金額はどれくらい?
それらを説明していきたいと思います。
ぼったくられるってどういう事?
まずはタイのタクシーの基本システムをザックリ説明します。
・タイのタクシーは初乗り35バーツです。
・そこから、移動距離に応じて料金が増加していきます。
・一定速度以下で走っても(渋滞中も)料金が上がるシステムになっており、移動距離だけでなく状況によっては乗車時間も料金に含まれる仕組みとなっています。
これならば、どのタクシーに乗っても同じ料金になるはずです。
しかし全てのタクシードライバーがこのルールに従っているわけではありません。
料金メーターが倍の速度で増加したり、料金メーターを使用せず「言い値」で交渉してきたり、遠回りをされたりします。
こういった行為をされた時に『ぼったくられた』とSNS等で発言しています。
中でも日本人に特に多いのが『タクシーの運転手の言い値で料金を払わされる』パターンです。
何故ぼったくられるの?
日本でのタクシーは、拾う→乗る→目的地を言う→到着する→メーターに表示された料金を支払う。
というのが基本ですよね。
タイではこの手順で乗るとダメなんです!
運転手の言い値を支払わされる
・何故日本と同じ手順で載ってはダメなのか?
タイのタクシーで同じ事をすると、目的地を伝えてタクシーが走り出した後に『◯◯◯バーツね』とメーターを使わずに値段を言ってくるからです!
これをされると、日本人旅行客の多くの人が運転手の言い値を支払ってしまう事が多いそうです。
・なぜ払ってしまうのか?
それは、走り出したタクシーの運転手に『値段が高すぎる!!今すぐ車を停めろ!!』なんて言える日本人旅行客が少ないからです。
しかも、高いのか安いのか、タイに慣れていない日本人旅行客には判断しにくい値段を言ってくるんです。
その結果『あまり高くないから良いか』となってしまい、帰りに同じルートを別のタクシーで利用した時に、初めて『ぼったくられた』という事に気付くのです。
私はタイに来たばかりの頃は何度かこの手法に引っかかりました…。
バンコク都心部の中で5分〜10分程度の距離をタクシーで移動する際、タクシーに乗り込んでから目的地を伝えて『300バーツね』と言われて、高いなと思いながらもタクシーが発車してしまったので支払っていました。
5分〜10分程度の移動だったら、メーターを使えば100バーツ以下です。
それでも『300バーツなら約千円か…まぁいいか』くらいに思って乗っていました。
ぼったくられる金額は?
今までタクシーを利用してきて、タクシーの運転手に提示された値段等を紹介していきたいと思います。
・まずはバンコク都心部(サイアム)→スワンナプーム空港のタクシーを利用料金。
通常(渋滞していない状態)ですと料金は以下くらいの値段になります。
・メーター料金約250バーツ+高速料金75バーツ
→計325バーツ(約1150円)
(空港からタクシーを利用する場合+50バーツ)
そして今までに私がメーターを使わない、所謂『ぼったくりタクシー運転手』から提示された事がある金額は500バーツ(約1750円)が多く、最高値は1000バーツ(約3500円)でした。
タクシーの運転手に『今までどれくらいの金額貰った事があるの?』と聞いてみたら、バンコク都心部からスワンナプーム空港までで1500バーツ(約5000円)を貰った事が何度もあると言っていました。
日本人とファラン(欧米人)は、1000バーツと言えば1000バーツ出す客も多いとも言っていました。
日本人客には基本的に『バンコク都心部から空港までは500バーツで乗せていく事が多い』と教えてくれました。
渋滞していたら500バーツくらいかかるのかもしれませんが、通常料金の1.5倍の値段を請求してきているという事ですね。
又、目的地が遠いと行ってくれないタクシー運転手も多く、タクシーを探してもなかなか見つからない時があるのも理由にあります。
目的地に行ってくれるタクシーが居ない為、仕方なく運転手の言い値で行くしかない時があるのです。
・次にバンコク市内のタクシー利用料金です。
先程も書きましたが、5分〜10分程度の移動距離であれば100バーツ程度で移動できます。
しかし、だいたいは『300バーツ』と言われます。
今までで1番高かったのはサイアムからチャトチャックまで(約7キロ)の距離で500バーツを要求された事があります。
タクシーの運転手に『メーターは使ってくれないの?』と聞いてみましたが「ここら辺に止まっているタクシーでメーター使うタクシーなんて居ないよ」と言われました。
確かに、どのタクシーに話しかけても300バーツと言われてメーターは使わないと言われました。
何台も聞いて回っていたせいか、それを見ていたタクシーの運転手に「金が無いなら電車かバス乗れよ」とまで言われてしまいました。
どうしたらぼったくられないの?
ではどうすればいいのか?
結論を言えば『メーターを使ってくれるタクシーに出会うまで声をかけ続ける』という事になります。
しかし、この方法にはいくつか注意するポイントがあります。
※以下は私が実際に感じたポイントなので『この通りにすれば絶対大丈夫』というものではありません。
ポイント①
止まっているタクシーには声をかけない。
ショッピングセンター付近などでトゥクトゥクと同じ場所に止まっているタクシーに声を掛けても『高確率でメーターを使ってくれません』
ではどうすれば良いか?
道路を走っているタクシーを拾いましょう。
もしくは、客を降ろしたばかりのタクシーもメーターを使ってくれる事が多い気がします。
ポイント②
声をかける度に値段交渉をする。
もしくは、メーターを使ってくれる様に頼む。
タクシーの運転手が高額な値段を言ってきたら、適正価格の値段を言ってみるのです。
例えば、サイアムからスワンナプーム空港までなら高速料金込みで325バーツくらいです。
なので『300バーツで乗せてくれ』と交渉してみると良いでしょう。
高速を利用したとしても375バーツなので、差分は50バーツ(約180円)です。
もし渋滞していたら、メーターを使うより安くすむかもしれません。
とは言え、タクシーの運転手も交通事情や値段を知っているので『空港まで300バーツで乗せてくれ』と言っても断られる事が多いですが…。
うまく行けば、メーターを使うのとあまり変わらない値段でいく事ができます。
しかし、この方法は「適正価格を事前に知っている」というのが条件なので旅行でタイに来ている場合は少し難しいかもしれません。
行き道でタクシーを使った時にメーターを正しく使ってくれるタクシーであれば、料金を覚えておいて帰りにこの手法が使えるかもしれません。
ポイント③
都心部や観光地から少し離れる。
都心部や観光地では、メーターを使わず高額な値段を提示してくるタクシーが多いです。
しかし、少し離れればメーターを使ってくれるタクシーが割と居ます。
どうやって都心部や観光地から離れるの?と、言われると少し難しいですが…。
ローカルバスとかを使って目的地の方向に向かい、都心部から離れてからタクシーを拾うという方法です。
これは観光でタイに来ている人には難易度が高いです。
『こういう方法もある』程度に覚えておいて下さい。
メーターが倍の速度で回る
一度だけ『このタクシー異常にメーターが回る…』というのを体験した事があります。
メーターが倍の速度で上昇しているというのは言い過ぎでは無く、本当に「普段の倍近い値段」を要求された事があるんです。
さすがに怖くて『値段おかしくない!?』とは言えず…普段の倍近い金額を支払いました。
乗る時は笑顔で『どうぞ』と言って乗せてくれて、何も言わなくてもメーターを使ってくれたタクシーだったんですが…。
メーターが倍の速度で回るなんて思っていませんでした。
そういったタクシーに当たった時に『ぼったくられた…』と思って諦めます。
見た目が汚いタクシーでこういった被害にあったという情報を見た事があるので、タクシーの見た目が綺麗なのを選ぶ事で回避率が上がるかもしれません。
確かに私が乗ったのも汚いタクシーだったと思います。
アプリでタクシーを呼べばぼったくりに合わない?
結論から言えば、ぼったくりに合うことは無いと言っても過言ではないそうです。
ただし『すぐ乗りたいな』という時には使いにくいらしい?
適正料金で乗れるらしく、便利なので使い方を知っていれば使ってみるのをオススメします。
『タイ タクシー アプリ』で検索すると詳細な使い方を説明しているブログサイトがたくさんあります。
なぜ私のブログで紹介しないかと言うと、お気づきかと思いますが私がまだ使った事がないからです。
使った事が無いまま、タイに慣れてぼったくりに合わなくなってきたので…今ではもう要らないかなと思って使っていません。
まとめ
タイのタクシーは安くて便利ですが、都心部や観光地では『運転手がメーターを使わず値段を直接提示してくる』事がよくある。
そういったタクシーに『乗り込んでから目的地を伝える』と、タクシーの運転手の言い値を支払わされる日本人観光客がとても多い。
タクシーには『乗り込む前に目的地を伝えて、メーターを使ってくれるか確認する』というのを覚えておくと『ぼったくりにあう(タクシーの運転手の言い値を支払わされる)』事が無くて安全。
メーターが異常に上昇するタクシーも存在する。そういったタクシーに出会ったら運が悪かったと思う。
アプリを使えば適正価格でタクシーに乗れる(割増料金等はあるそうですが)らしい。
こんな感じです。
タイに来る際の参考になればと思います。
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